ゲストスピーチ 裁判員制度について 2008年1月30日(水)
 会長あいさつ 会長 鈴木 和夫
 早いもので1月の最終例会になりました。今年度も折り返しを過ぎましたが、牧ガバナーから正月明けに会長と幹事にそれぞれ手紙を頂きました。文面は同じです。内容は年度前半における地区大会をはじめガバナー公式訪問などで、クラブの皆さんに多くのご協力を頂いたことに対する感謝の気持ちと、後半に向けてギヤをニュートラルに入れて前半の惰力で流すことへの戒めであり、残っている目標に全力を傾け地区のために引き続き努力してくださいということです。文面からガバナーの実直なお人柄が感じられました。私も牧ガバナーを見習い、後半みなさんのご協力を頂きながら全力でがんばりますのでよろしくお願いいたします。

 さて今日の例会は福島地方検察庁次席検事の村上満男様をゲストスピーカーとしてお招きしています。後ほど「裁判員制度について」と題してご講演をいただきます。来年の21年5月まではその裁判員制度が始まるといわれています。我々国民にとってその制度とはどのようなものなのか、なぜ制度ができたのか、また私たちはどのように考え対処したらよいのか、どのような影響があるのかないのか見当もつきません。

 タイム・スリップしますが、江戸時代の裁判といえばテレビや映画でおなじみの「大岡越前」や「遠山の金さん」が有名です。大岡越前守忠相は江戸中期の人で八代将軍吉宗の時代に南町奉行として活躍しました。今でも「大岡裁き」という言葉が残っていますがこれは公正で人情味ある裁定・判定という意味です。しかし本当のところは後の人たちが中国の故事や聖書の物語からヒントを得て創作した作り話といわれ、史実として忠相が裁いた事件は三角関係から殺人未遂になった「白子屋お熊事件」だけといわれています。

 もう一人は遠山金四郎景元で十二代将軍家慶の時代に北町と後に南町の奉行を務めました。この家慶の時代は幕末に近く、中国ではアヘン戦争が起きています。国内ではロシア、フランス、イギリスそしてアメリカなど多数の国の船が日本近海に現れ開港や通商を求めてやって来た時代です。

金さんの青年期は相当な放蕩息子で「桜吹雪」の彫り物は大変に有名です。遊び人の金さんが町人風情に変装して事件を内定し、犯人を一網打尽する活劇は正にスーパーマンです。裁きの白洲で遠山左衛門尉景元が片肌脱いで「おうおうおう、黙って聞いてりゃ寝ぼけたことをぬかしやがって! この桜吹雪に見覚えがねぇとはいわせねえぜ」と見栄をきる姿は勧善懲悪を好む日本人にとって胸のつかえが取れる名場面です。しかし、大変にカッコいい金さんですが実際は長く痔を患っていて馬に乗れなかったそうです。

 ところでこの金さんが裁く白洲には「至誠一貫」と書かれた額が掲げられています。これは孟子の「至誠通天」から取ったものかと思います。「まごころを尽くせば天に通じるということで、至誠とは極めて誠実なまごころのことをいい、このまごころをもってことに当たれば、人は必ず動いてくれるということであり、一貫とは一生そのまごころを大切にして行く」ということであると思います。

 私たちは大岡越前守忠相や遠山金四郎左衛門尉景元にはなれませんが、裁判員になったときには相当な覚悟をして臨まなければならないかと心配にもなります。

 村上様には説明の時間が足りないかもしれませんがよろしくお願いいたします。
●   SAAより    SAA 渡部 九二五郎
 本日のテーブルセッティングはいかがでしょうか?
これまでガバナー公式訪問以外はこのような配置での例会は無かったと思います。
このセッティングは全員の顔が見えること、お客様特にゲストスピーチをお迎えする時、プロジェクターを使用する時など良いのではないかと考えました。セッティングに対してご意見ご批評などお知らせ下さい。時には気分を変えてみるのもマンネリ化を防止するのではないでしょうか。
SAAの私としては、本日のテーブルセッティング自画自賛しています。
● あれこれなんでも相談会について 職業奉仕委員長 波多野 和仁
皆さんこんにちは、2月9日の「あれこれなんでも相談会」についてです。
当日の昼食は情報研修室で取れる様になりましたが、パソコンが置いてありますので、キーボード・マウス等に水がかからない様にキーボード・マウス等をデスクトップの上に上げて、食事を取られるようにお願いします。又、本日、役割分担表をテーブルの上において置きましたのでご確認をお願いします、その中でお名前の間違いがありました、申し訳ございません。
次にFMポコさんより相談会のPR出演依頼がありまして、2月1日の2時より会長・幹事・私の3人で行ってまいります、放送は2月2日の11時30分から11時58分まで(節子の部屋)で放送されます、時間の有る方は聞いてください。

 裁判員制度について
福島地方検察庁 次席検事 村上 満男様
       
 皆さん、こんにちは。福島地方検察庁次席検事の村上と申します。
 本日は、裁判員制度について説明させていただく機会を設けていただき、ありがとうございます。
 ただいま御覧いただいたとおり「裁判員制度といいますのは、平成16年に成立した法律、正式には「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」といいますが、この法律により平成21年5月までに実施されることが決まっている新しい裁判制度のことです。
 この制度は、これまで裁判官だけで行っていた刑事裁判の手続に、国民の皆さんの中から選ばれた裁判員が参加して裁判官とともに被告人の有罪・無罪、刑の重さを決めるというもので、国民の本格的な司法参加の制度です。
 このような裁判員制度が導入されたのは、広く国民の皆様が裁判の過程に参加し、皆様の感覚が裁判の内容に反映されることによって、司法に対する国民の理解や支持が深まり、それによって、司法が今まで以上に強固な国民的基盤を得ることができるようにしようという点にあります。
 その一方で、仕事や家庭を持つ国民の皆様が裁判に参加しやすいようにするため、裁判が迅速に行われるようにする措置を講じています。
 また、裁判の手続や判決の内容を法律の専門家でない裁判員の皆様が理解しやすいものとするため、私たち法律の専門家も努力して、国民の皆様にとって分かりやすい裁判が実現されることとなることも期待されています。
 ところで、皆様に御協力いただくためには、 まず、裁判員制度の内容について、その大枠を知っていただくことが大切だと考え、本日は、法務省が企画、製作したアニメーションビデオをお持ちしました。
 このビデオは、アニメ形式で約20分間で裁判員制度の大枠を説明したものですが、ビデオを御覧になった皆さんから御質問があれば、何なりとお申し付けください。どうかよろしくお願いいたしします。