PETS報告 2008年4月2日
 会長あいさつ 会長 鈴木 和夫
 4月に入り桜の季節です。日本人にとって桜は特別な花です。ほとんどの外国の学校は9月から始まりますが、日本は桜が咲き誇る4月が当たり前の風景にもなっています。また桜は咲く以上にその散り際の美しさと潔さが無常観を大切に考える日本人の心をくすぐります。日本人は花に対して大変繊細です。花の蕾は1個、2個と数えますが、ほころんだ花は1輪、2輪、花びらは1枚、2枚、そして舞い散ると1片(ひら)、2片と数えます。

 古くは『花は桜木、人は武士』という言葉がありますが、新渡戸稲造の『武士道』の中にも桜は「大和魂」の象徴として紹介されています。この本は世界中に出版され世界の多くの人たちに影響を与えました。いま本屋さんに行きますといろいろな人が書いた武士道の本が並んでいます。武士道から日本人が忘れかけた道徳や大和魂を学ばなければならないということでしょうか。わたしも衝動買いして、読んでない本が数冊あります。

 新渡戸稲造の本『武士道』から桜に関するところを紹介します。

「本居宣長は―敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ山桜花―と詠んで日本人の純粋無垢な心情を示す言葉として表した。日本という島国の民族の精神『大和魂』は、日本の風土に芽生え育った固有のものである。ひ弱な人工栽培ではなく、自然の中で戦い、勝ち抜いてきた野生の魂である。

 われら日本人が桜を好む心情は、日本固有のものだからというだけではなく、桜の気品にあふれた美しさ、優雅さが他のどの花よりも日本人の美的感覚に合致したからだ。ヨーロッパが象徴するバラよりも、である。バラは甘美の陰に棘を隠している。枯れてなお枝にしがみついている。その生への執着は、日本人の好む潔さにそぐわない。桜は、自然のままに生き、命をすてる用意がある。華美に走らず、淡い香りには飽きることがない。大和魂はこの桜花のごとく、裏がなく、棘がなく、自然のままに生き、美しさを誇張せず、潔いのである。

 いま我らは新たな目で大和魂を見つけなければならない。東の海から朝日が昇るとき、まずアジアの東端にある日本列島に光りが射す。最初の光りを浴び、清々しく気持ちのいい朝風に揺れ、芳香を漂わせる桜花。大きく息を吸い込むと、新たな活力が沸いてくる。桜と大和魂。世界に堂々と披露できる、日本の誇りである」と言い最後に「日本人の象徴である桜花のように、厳しい季節を耐え忍び、再び人生を豊かにする芳香を運んで、われらを祝福するに違いないと信ずる。何世代か後に、武士道の精神が葬り去られるときが来るとしても、路辺に立ちて眺めやれば、その香りは遠く離れた、見えない丘から漂ってくることだろう。なぜなら武士道は日本の先人たちが千年の歳月と万人の命をかけて、築き上げた魂だからである。」と言っています。

 武士道や大和魂は一時期軍国主義に悪用され、不幸な時代がありました。しかし今なお日本人の血や骨にしみ込んだ魂です。武士道はわが国の標本室に保存されている古めかしい道徳ではありません。武士道の精神・道徳律は7つの徳目である義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義からなっています。義は武士道の光り輝く最高の支柱であり正しい行いのことです。勇気は義によって発動されるもので「義を見て為さざるは勇なきなり」という論語で説明しています。義の無い死は「犬死」であり区別されました。仁は孔子や孟子が教えた最高の徳です。「惻隠の情」「武士の情け」という言葉があります。伊達政宗の言葉に「義に過ぐれば固くなる。仁に過ぐれば弱くなる」というのもあります。礼は相手への思いやりや尊敬の念を形で表すことでありその文化が「茶の湯」に代表されます。誠は「武士に二言は無い」というように嘘やごまかしは臆病とみなされました。名誉は「命より名を惜しめ」や「恥を知る」こと、忠義は所属するものへの死も恐れない忠誠心です。これらはすべて赤穂浪士「忠臣蔵」に凝縮されています。また明治維新には会津藩の悲劇もありましたが、会津武士道を身につけた先人からたくさんの偉人が誕生したことを誇りにし、忘れてはいけないとおもいます。 

昨今の企業経営者や政治家、官僚に武士道・大和魂を学んで欲しいと思いますがいかがでしょうか。

さて今日は今井会長エレクトのPETS報告です。よろしくお願いいたします。
 「交通安全運動パレード」のご案内   社会奉仕委員会委員長 本間正一郎
社会奉仕委員会より案内と参加お願いです。
交通安全パレード及び街頭キャンペーンが4月4日13:30から15:00までまちなか広場で開会式が開催されます。参加いただける方はジャンパー、帽子を持参の上13:15まで集合下さい。尚駐車場は各自にて確保お願いします。
ぜひ参加協力お願い致します。
● PETS報告   会長エレクト 今井 明
PETS報告   会長エレクト 今井 明

 3月22日(土)、23日(日)の2日に亘って母畑温泉八幡屋におきましてRI第2530地区2008-09年度会長エレクトセミナー(PETS)が開催されまして、平井次期ガバナー補佐と参加してきました。緊張した面持ちで会場に到着しましたが、前の週に第1区の会長・幹事会が、平井次期ガバナー補佐の計らいで開催されておりましたので顔見知りの会長エレクトがおり、少々気が楽になりました。
 開会点鐘の後、牧公介ガバナーの挨拶、パストガバナー・セッションリーダーの紹介、次期ガバナー補佐紹介、次期地区役員紹介の後、早速セミナーの開始となりました。
 味戸道雄ガバナーエレクト(須賀川RC)の略歴を紹介しますと、1925年7月25日生まれで、現在、82歳でありますが年の割には若く見うけられます。1963年須賀川RCの設立会員ですので45年RC活動をされており、人生の半分以上をロータリーに関わっているという大変キャリアの長い方です。1974年須賀川RCの会長を経て、その後、地区の様々な役職に就き現在に至っております。
 味戸ガバナーエレクトは、前半で2008-09年度テーマと地区方針について、後半で地区組織と運営について話されました。先づ、次年度RI会長の李東建氏のテーマである「Make Dreams real(夢をかたちに)」について話されました。李RI次期会長は、全世界で毎日3万人の子供たちが死亡する現実を直視し「世界の子供たちの死亡率の低下の実現」を最重要課題とし、そして水、保健と飢餓救済、識字率向上というRIが過去何年間にも及んで継続されてきた奉仕の強調事項も実践することとしました。それらにより、将来への希望とチャンスを子供たちに与えることによって「夢をかたち」にしていくことできる旨述べられました。

 後半で地区組織と運営について話されました。地区のテーマに次の2つを掲げました。
①「温故知新」
②「ONE FOR ALL  ALL FOR ONE」
 
①で、温故は古きを温める(たずねる)→原点に還る意味で「友情」と「四大奉仕」                        を重視すること
   知新は新しきを知る→未開拓分野への進出であり挑戦でもある。
②の趣旨は、各ロータリアンはクラブ、区、地区、RIという組織を通じて奉仕が行なわれ、同時に多くの恩恵を享受する2面性があること。

次に地区の運営方針を李次期RI会長のテーマとの関係で6つの事項に纏められました。
1)水保全、飢餓救済、識字率向上を通じて世界の子供の死亡率低下の実現に寄与する(主として発展途上国と地区内の水、環境保全)。
2)李RI会長の要請に受けて四大奉仕、新世代、財団部門を積極的に行なう。また、米山記念奨学会活動も活発に行なう。
3)各ロータリアン、各クラブ、各区、地区はそれぞれに夢を描き、それをかたちにするよう努力する。
4)温故のテーマの下に、ロータリーの原点の友情を深め、ロータリーの友人を増やし、クラブを強化させよう。
5)知新のテーマの下にRIの最新の情報を知り、さらに未開拓分野に挑戦しよう。
6)ONE FOR ALL ALL FOR ONE
職業人として、国際社会人として、一人一人のロータリアンがRIの果実を味わって、夫々の人生を豊かにしよう。ロータリーを楽しくエンジョイしよう。

 引き続いて地区の組織編成と人事について説明がありました。
①組織(要点)
国際ロータリーと日本のロータリーの最近の動向
 ロータリーの原点である四大奉仕部門の重視。RI定款第5条に「四大奉仕部門」が追加されました。それに伴いまして地区組織及び委員会構成が変わりました。
②人事
1)委員会構成
2)継続性と任期  
3)新人委員長
4)女性
以上の4つの点に留意しました。

 最後に新しい委員会についての説明がありました。
1)会員維持委員会
2)拡大委員会
3)職業研究交流委員会
4)世界社会奉仕委員会
世界社会奉仕(World Community Service-WCS)プログラムは、国際奉仕
に属す活動である。ロータリアンは、このような世界活動を通じて、人々の生活を改善し、人々のニーズに応えるプロジェクトを実施する。そして、物質的、技術的、専門的援助を通じて、国際理解と親善を推進する(ロータリー章典)。
5)友情交換委員会
6)GSE委員会
7)RI規定検討委員会
8)危機管理委員会
9)地区支援グループコーディネーター

次に、牧公介ガバナーによる「クラブ会長の任務」と題しクラブ会長の心構えについて話がありました。
先ず、クラブ会長の役割として、
1)クラブ会長としての自覚に基づき、効果的なクラブあるよう指導する。
2)ロータリー綱領と四つのテストの理解を深め、ロータリーの基礎基本の徹底を図る。
3)会員の向上充実に努める。
4)会員の基盤を維持・強化する。
5)地域社会と他の国の地域社会のニーズに取り組むプロジェクトを行い、成功させる。
6)プログラムへの参加と財政面の貢献を通じて、ロータリー財団を支援する。
7)クラブレベルを超えて、ロータリーで奉仕できる指導者を育成する。
以上の7項目が地区66クラブを訪問して感じられたと述べられました。
 その他細部に亘って教示していただきましたが、クラブ会長は、大局観を失わずに戦略を立て、戦術を練り、作戦を考えて行動するようにと示唆に富んだ話がありました。

 その後、地区の委員会の方針発表が、パストガバナー及び委員会委員長からあり、翌日、平井次期ガバナー補佐を囲んで「子供の死亡率低下」についてワークショップ形式による討論会等を経てPETSが無事終了しました。この研修会を終えて会場を後にする際に、これからクラブ会長としての重責が果たせるのか一抹の不安が胸を去来しました。改めてクラブ会長の重責を再認識し、2日間で勉強したことを今後のクラブの運営に活かして参りたいと思います。
2008-09年度 地区組織について   ガバナーエレクト 味戸 道雄

日頃はクラブ運営に献身的にご努力されています事に深い敬意を表し、心から感謝申しあげます。
過日のPETSに於いて次年度の組織表を発表致しました。そのご説明とクラブ組織について申しあげます。

1.地区組織
(1)DLP 地区の組織はDLP(地区リーダーシッププラン)に従うことになっています。DLPの組織構成はガバナー補佐と地区研修委員会(委員長・研修リーダー・パストガバナー)の二つを設けることです。次年度地区組織はDLPに従っています。

(2)地区委員会の構成は李東建RI会長エレクト及び地区方針、さらに現在のRIの動向(四大奉仕部門重視)、地区内クラブ、役員の方々の多くのご意見に鑑みて編成致しました。

(3)クラブとRIは同格である、これはPETSの総評で紺野パスドガバナーが力説された通りです。地区、地区委員会はクラブの活動を支援する、クラブへのサービス機関です。新組織表はその意を表しています。

(4)次年度組織についてはRIの指導に従って、中澤ガバナーノミニーと意見を交換しながら作成致しました。

2.クラブ粗織
(1)CLPについて
CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)は当初、少数の会員数のクラブの救済として登場したが、現在はクラブの活性化としてRI から推奨されています。
(2)CLPにはA運営面とB組織面(委員会制)の二つがあります。
私はA運営面については全面的に賛成です。すべてのクラブに実施をお勧めします。B組織面(委員会制)については、夫々のクラブが会負数に応じて採用するか、しないか自主的に決めるべきです。
これは常に牧ガバナー、紺野パストガバナーも強調されていることです。RIでも強制はしていません。委員会制はRIの推奨雛形の他に大、中、小のクラブ別に適当なモデルもあります。検討してみてください。

(3)CLPの柔軟性
去る1月、国際協議会でRIのCLP担当役員のレイ・ヒギンボサムPDGは講演の中で次のように強調致しました。『CLPは新しい委員会構成だけではありません。クラブが望むなら、プランを実施しても委員会構成は以前のまま(四大奉仕委員会制)残すことも出来るのです。』RIは柔軟です。上述のB運営面を実施することもCLPの実施と見ています。

(4)スクラップ&ビルド
ロータリーは前例踏襲が多いようです。上述のヒギンボサムPDGは、社会が激しく変化している現在、我々は勇敢に自らを変えようと説いています。ロータリーにもスクラップ&ビルドが要請されています。要点のみ申しあげました。不明または疑問の点があれば、どうぞ私迄ご連絡して下さい。充分お話を承りたいとお待ちしております。
それでは会長エレクトの皆さんとは5月の地区協議会でまたお合いするのを楽しみにしています。